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Re: Issue 133の翻訳と今後の手順

 

2009/03/18 10:12  <hito@xxxxxxxxxxx>:
> 翻訳するタームなのですが、
>  *Council
>  *Team
> は固有名詞(だから先頭大文字なの)なので、できれば訳出しない方がいいです(訳出する
> 場合も横に括弧書き必須)。
>

"Council"という単語がでてきて、その意味をなんとなくピンとくる人であれば、
訳出なしでも良いと思います。ただ、"Techinical Board"と言われて「技術の......板?」と
思ってしまって、文脈を読んでようやく意味が違うっぽいと気づける人が
ストレスなく読めるようにするには、できる限り日英併記が望ましいと考えます。

読む人が、ぱっと見てなんの話題かを把握したいタイトルには訳語のみ、
文章の中では訳語+原語という形はいかがでしょうか。


> # council(s)は協議会ではなく評議会の方がいいです。単数形にしたときに
> # 「協議員」という見慣れない表現になっちゃうので......。

たしかに、評議会の方が良さそうですね。ためしにgoo辞書で調べてみたら、
「協議会」という言葉自体ありませんでした......。
http://www.ubuntulinux.jp/community/ubuntustory/governance
このへんを翻訳する時に「協議会」を使っちゃったので、こちらも変更して
もらうよう頼んでおきます。


> あと、milestoneは「マイルストーン」であって「節目」ではない等、一部に
> 「カタカナ語に訳出しても問題ないものを日本語訳している」箇所があります。
> こうした箇所は訳語の一対一対応を維持した方がいいような気がしますが、
> どうでしょう?

個人的に、milestoneはUbuntuでその単語が使われるタイミング上、
「マイルストーン」と表現するしかないと思います。ただ、その判断基準については
訳者によってバラバラですので、「~問題ないもの」や「判断を仰ぎたいもの」を
投稿時のコメントなりMLなりで逐一指摘するしかないんじゃないでしょうか。


> こうした日本語訳するタイプの訳出はcase by caseで妥当ではあるのですが、
> Ubuntuのように「英語が原典」なドキュメント管理からすると、
> ・日本語から英語が浮かばない
> ・用語に互換性がない
> => なにかの切っ掛けで英文を読み始めた時に、単語の対応が取れない

自分もその問題を少し心配しています。同時に、英単語(やカタカナ語)を
使いすぎてしまうと、UWNの日本語版が必要な読者にとっては、読むのが大変な
文章に見えてしまうのではないかって心配もしています。

UWNについてはTopicsのようなニュースと違い、ライセンス上ソースを直訳して
配布できるというメリットがありますので、それを活かせる一対一の翻訳が
読者の将来的な英語コミュニティへの参加を考えると好ましいとは思います。


それらを踏まえた上で、以下のような方法はいかがでしょうか。
・前述のような頻出の固有名詞についてはなるべく日英を併記する。
Ubuntuコミュニティに参加する上で主に知っておいてほしい英単語など。

・"Ubuntu Testing Day"のような訳出するまでもないんじゃないかと思われる
単語をそのまま採用する場合は、なるべくその意味を単語の前後で説明する。

・それでも説明しきれない、もしくは説明を本文に入れた場合は冗長になる
と思われる場合は、最後のglossaryに追加する。

個々の単語に対してどれを採用するかは訳者・査読者の判断次第ではあるものの、
このポリシーで「習熟するチャンス」をフォローできないでしょうか。
なお、2番目3番目については、UWNの原文自体がそのような表現を心がけているようです。

さらに、日英の単語の連結に限らず略語の問題(例えばComunity Councilを
コミュニティ評議会に統一してしまうとCCと言われてもぱっとわからない)
もありますので、UWNの翻訳を通じて訳する上で上記の判断が必要になった
単語やglossaryを溜め込むことで用語集を作り、Ubuntuの英文メールを
読む際のリファレンスも提供できたら良いと考えています。

-- 
柴田 充也
mty.shibata@xxxxxxxxx



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