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Re: 和訳の仮ルール

 

hitoさん,柴田さん,

afujiharaです.私の"Team"の翻訳に関する疑問から,いろいろとディスカッションして
頂き,ありがとうございました.現時点では訳し方に多重の選択肢がでてくるし,
その選択は個人の趣向も出てきますが,あまり細かく考えず(考えるとますます訳し方
が分からなくなってきそうなので(汗))とりあえず訳してみて, MLでディスカッション
しながら(今回みたいに)みんなの同意を取ってまとめていくのが良いのだろうな,
と思いました(集合知的な).その中で翻訳ルールも集合知的に洗練されてくるのだろう
と思います.訳語に関しましては,hitoさんや柴田さんの提案されている内容に私も同意
します.翻訳時の思考方法についての勉強になりました.ありがとうございました.



2009/3/19 Mitsuya Shibata <mty.shibata@xxxxxxxxx>

> > 名詞のルールに
> > ・固有名詞的に使われている場合、中学英語で出てくるレベルの
> > 単語は訳出しない。
> > というルールを追加してしまう方が直感的に処理できる気がしますが、
> > どうでしょう?
> >
>
> 中学時代の英語にコンプレックスがある自分はどうすればー。
> という冗談はさておき、かずはまさんやafujiharaさん的には、
> この条件設定はいかがでしょうか。
>

私個人の意見としましては,「中学英語で出てくるレベル」というのはある意味
曖昧(中学時代に習った単語数は教育課程によっても差が出るし,そのレベルの判断
材料が不明確である)なので,翻訳プロセスの基本原理として採用するのは
厳しいかと思われます.

もしかしたら間違っているかもしれませんが,英語が得意な人はたとえ日本語の翻訳が
あったとしても,原文に一度は目を通すはずです.今回のUWNの読者の対象をどこに
置くかという問題とも関連してくると思いますが,私は英語ができなくて原文が読みたく
ても読めない人向けに翻訳しているのだと(個人的に)勝手に思っているので,なるべく
英語が残らない形で読みやすい翻訳を目指すのが良いのではないかなぁ,と現時点では
思っています.

また,将来的に実際の読者層を何らかの形で調べることができたなら,その層への
最適化を目指して翻訳していければ良いとも思います.

いかがでしょうか?


-- 
afujihara
email: afujihara@xxxxxxxxx

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